岐阜市 犬・猫・ペットの葬儀・個別火葬は黙山斎場

営む

もともと「経営」とは、建物を造るときなど、力を尽くし工夫を凝らし建物を造ること。また禅寺で大きな法要をうまく行うこと、またその準備で忙しくすることをさしました。「経」とは、縦糸・筋道・道理を意味します。ですから営みにちゃんと筋が通ってないといけません。つまり経営という字には、商売・生業にはきちんとしたモラルや道理が必要だ、」との意味が含まれているのです。

近年政府は、あれこれと景気対策を打ち出しました。一時的に景気が良くなりますが、恩恵の付けは数年後、消費税増税という形で私たちに返って来ることになります。また、東日本大震災もあり、景気を刺激させるため、大幅な赤字国債を発行するとのこと。今でさえ、国の借金は1000兆円を超え途方もない額で、消費税増税した位でこの借金が減らせるかどうか? 

世の中全体を見回しておりますと、目先の事に囚われ、短絡的になりすぎているように感じます。短絡的とは、道筋立てて考えず物事を結びつけることを言います。つまり、世の中の道筋・道理がうまく通ってない・筋が一本まっすぐに通ってないということです。そんな時、もしかしたら道筋・道理があっていないのかもしれません。

世の中を良くしようと思ったら、まずは身近な私たち自身の行いを謙虚に振り返ることが大切です。自分自身の生活が道筋・道理にあっているかどうか?ご先祖様に手を合わすとき、自分自身の道筋・道理が見えてくるのだと思います。一人一人が謙虚に道筋・道理を見ることができれば、自然と世の中が良くなると思うのですが・・・

どうか皆さんご先祖様やお寺・神社に参り、手を合わせるとき、ご自身の「心の経営(道筋・道理の営み)」を忘れないでください。