岐阜市 犬・猫・ペットの葬儀・個別火葬は黙山斎場

ボロボロに衰弱・・・お釈迦さま②

二十九歳のある晩、お釈迦さまは密かに城を抜け出して出家しました。そして安楽の心を得るために、苦行の生活のに入ったのです。閉じのインドには苦しみが生まれる原因は肉体にあり、肉体を痛めつけて弱らせることで、心が肉体から開放されるという考えがあったからです。ところが、どんなに苛烈な苦行に身をゆだねても、得られるのは心身の激しい苦痛でしかありません。やがてその身はボロボロに衰弱していきました。
六年にもおよぶ苦行の末、骨と皮ばかりになったお釈迦さまは考えました。「このまま苦行を続けてもやがて死ぬだけだろう。安楽など到底得られない」
そしてお釈迦さまは苦行に見切りをつけると、ネーランジャラー河で衰弱しきった身体を洗い浄めました。